連載コラム

おおくぼかずよの「男女の友情は成立するか?それはさておき日本酒の話」 Vol.09 2018_07_27

こんにちは。日本酒コラム担当のおおくぼかずよです。J.S.A.ソムリエ・ワインエキスパート、SAKE DIPLOMAの一次試験が始まりましたね。
受験の勝敗を決めるのは、求められているレベルをクリアしていることですが、クリアするために必要なことは、学ぶ時間の確保。仕事やプライベートにも忙しい方々にとってどれだけの時間を捻出来たかが勝敗の鍵を握るといっても過言ではありません。そして集中し、学び続けていくためにはストレスを溜めないということも忘れてはいけません。つまり、時間とストレスを制した者が受験を制す!そのためにオススメなのが・・・ ご存知の方も多い、そう、料理です!
料理は買い物から始まり、調理の段取りを考え、出来上がった料理を出すタイミングから片付けまで、知らず知らずのうちに時間コントロールがトレーニング出来ます。そして食材を刻むなどの単純作業に没頭することで、瞑想効果もあると言われております。「料理」という形で成果が可視化でき、達成感を得ることでストレスも軽減されるとか。
さらに、味覚、視覚、嗅覚、聴覚、温感、食感などの五感+αを活用することは2次試験対策にもなりますね!
昨年度はお休みさせて頂きましたが、銀座教室で「日本酒マリアージュ講座」を担当していたときに人気だったレシピを今回は2品ご紹介します。暑い夏に飲みたい日本酒スパークリングにぴったりなサラダと、甘酒を使ったシャーベット、分量はそれぞれ4〜5人分です。

【鯛のアジアンサラダ風】
〈材料〉
鯛(刺身用)   1柵(薄切りにする)
みょうが 3本(縦半分に切り、薄切り)
ベビーリーフ 1パック
パクチー(3cm幅に切る)    ひと束
無農薬レモン  1個

[ドレッシング]
醤油     大1
ごま油 小2
レモン汁 1/2個(上記レモンの半分)
粗糖(きび糖、砂糖) 小1
玉ねぎ 中1/2個
白ごま 適量

[飾り用]
ピンクペッパー

1. レモンは半分は搾ってドレッシングへ、半分は細かく刻んで飾り用にする。
2. 玉ねぎを20秒ほど電子レンジにかけて辛味をとってから、ドレッシングの材料すべてをフードプロセッサーにかける。(ない場合はボウルに入れてよくかき混ぜる、しっかりとしたタッパーなどに入れて振る)
3. 食べる直前に鯛と野菜をドレッシングで和え、レモンの皮、ピンクペッパーを上から飾り、最後に上からレモンをしぼり、おろしたレモンの皮をふりかける。

【甘酒シャーベット】
〈材料〉
[シャーベット]
甘酒  500cc
[白玉]
白玉粉 1/2カップ
水    1/2カップ
粗糖(または砂糖) 大1
グレープシードオイル 小1
※黒みつ
※ゆであずき

1. 甘酒は冷凍庫に入れ、1時間に1回ぐらいかき回し空気に触れさせながらシャーベットにします。
2. 白玉粉に粗糖、グレープシードオイルを加え、水を少量ずつ注ぎながらよく混ぜ、小さなお団子を作り、沸騰したお湯で浮いてくるまで茹で、水にさらして熱を取ります。
3. シャーベットに白玉を添えて、お好みで黒みつ、ゆであずきを添えていただきます。

香味野菜は香りの効果で頭をすっきりとさせたり、消化を助けたりなどの効果が期待出来ます。「飲む点滴」とも呼ばれる栄養バランスに優れた甘酒に添える白玉団子の香りは、本醸造や吟醸酒によく現れる香りです。この機会に再確認して覚えて下さいね。
2018年10月講座からは、簡単に出来る料理と日本酒のラベルの読み方などを学ぶ日本酒ビギナー講座を募集します。1回完結型のワンデーレッスンです。受験前に気軽に日本酒に触れてみたいという方のご参加、お待ちしております。
まだまだ今年の猛暑は続きます。受験される方々はリラックスして、ベストを尽くせますように。吉報を待ち望んでおります。