パイナップルやピンクグレープフルーツ、桃の香り。さらにライムや白い花、ほのかなハチミツのニュアンスも。滑らかでふくよかな質感が広がり、熟したトロピカルフルーツや核果を思わせる果実味が感じられます。酸は穏やかで、フィニッシュにはグレープフルーツを思わせる爽やかな風味が現れ、長い余韻が残ります。凝縮感を備えながらも重たさを感じさせず、果実の充実感と洗練された飲み心地が共存するスタイルです。近年のフューザル・ブランの中でも特に完成度が高く、親しみやすさと品格を兼ね備えた1本です。アメリカのワイン評価誌『ジェームス・サックリング』では95点の高評価を獲得しています。
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復活を遂げたグラーヴの名門が生む、気品の赤と逸品の白
~シャトー・ド・フューザル/フランス・ボルドー~

400年以上受け継がれるグラーヴの名門
シャトー・ド・フューザルの歴史は、少数の小規模なワイン生産者たちがこの土地でブドウ栽培を行っていた400年以上前まで遡ります。長い年月をかけて磨かれてきたその評価は、1959年に赤ワインがグラーヴ格付けにおいてグラン・クリュ・クラッセに認定されたことで確固たるものとなりました。現在ではボルドーを代表する名門シャトーのひとつとして知られています。
ペサック・レオニャン最南部に位置する畑は、グラーヴの名の由来となった砂利質土壌に覆われています。さらに30haにおよぶ森と広大な生垣が畑を取り囲み、ブドウの成熟を穏やかに導く独自の環境を形成しています。総面積75haの畑は74区画に細分化され、それぞれ異なる個性を備えています。森に守られた砂利質テロワールから生まれるワインは、力強さと洗練を兼ね備え、赤・白ともにフィウザルならではの上質なエレガンスを表現しています。

低迷を乗り越え、再び評価を高めたシャトー
シャトー・ド・フューザルは1980年代、ボルドー屈指の白ワインを生み出すシャトーとして高い評価を獲得しました。しかし1994年の所有権移転後には品質の低迷期を経験します。大きな転機となったのは2001年です。アイルランドの実業家ロックラン・クインがシャトーを取得し、再建に向けた投資を本格化させました。さらにシャンパーニュ出身のスティーヴン・キャリアーを総支配人兼ワインメーカーとして招聘。畑から醸造、熟成まで一貫して品質向上を推進したことで、フューザルは本来の実力を取り戻していきます。現在のセラーには木製槽、ステンレスタンク、コンクリートタンクが備えられ、区画ごとの個性を細やかに表現できる環境が整っています。こうした継続的な取り組みによって、再びグラーヴを代表する存在として評価を高めています。

区画ごとの個性を未来へつなぐ挑戦
現在のシャトー・ド・フューザルは、テロワールの表現をさらに磨き上げる新たな段階へ進んでいます。畑の74区画はそれぞれ個別に管理され、収穫後も細かく仕込まれます。白ワインでは長時間の全房圧搾と樽発酵を採用し、赤ワインでも区画ごとの特性を尊重した醸造を実践しています。熟成には800樽以上のフレンチオーク樽とアカシア樽を使用し、それぞれのワインに最適な育成環境を与えています。近年はトマ・デュクロの参画によってスタイルの洗練がさらに進み、より香り高く、精緻で透明感のあるワインへと進化しています。森と砂利が生み出す個性を現代的な感性で表現するフューザルは、ペサック・レオニャンの未来を語るうえで欠かせない存在となっています。注意事項
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。