コート・ド・バールのムニエとヴァレ・ド・ラ・マルヌのヴェルヌイユ村のピノ・ノワールで作られるブラン・ド・ノワール。バールのムニエらしいふくよかではっきりと感じられる黒ブドウの香りと、マルヌのピノ・ノワールらしいどっしりとした骨格のバランスが素晴らしく、4000円台で手に入るシャンパーニュとしてこれ以上ないほどの満足感のある味わい。
比較的酸味は穏やかな方なのでふっくらとした果実と相まってシャンパーニュだけでも十分に楽しめますし、かすかなほろ苦さを伴うアフターのため、食欲をそそり食中酒としても高い汎用性を示してくれます。最高のコストパフォーマンスを誇るシャンパーニュと言って良い1本です。
<テイスティングノート>
照りのあるイエローの色調でかすかにグレー掛かっている。泡は細かい。ふくよかな洋ナシや白桃にアプリコットのニュアンスを含み黒ブドウらしさがしっかり。トーストやブリオッシュの香りも感じられる。口に含むとムースのように広がる柔らかい泡が印象的で、香り同様に黒ブドウのふっくらとしたコクのある味わいがはっきりと感じられる。酸は適度でかすかにほろ苦さを伴うアフター。単体でも食事とも合わせられ汎用性も高い。最高のコストパフォーマンスを見せてくれるおススメのシャンパーニュ。
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。
オートレオー家はエペルネから北へ約7kmにあるプルミエ・クリュのシャンピヨン村の生産者であり、1670年にはシャンピヨン村の名簿にも載っている歴史ある家系。もともとは絵画を生業としていた芸術一家として知られている傍ら、葡萄栽培を行っていました。今でも彼らの先祖が描いた絵はルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿でも観ることができます。この時点ではシャンパン造りは行っておらず、近隣のメゾンに葡萄を販売していました。
シャンパン造りは1953年にジェラール・オートレオー氏がスタート。今では3代目のローラン氏が中心となりメゾンを切り盛りしています。ヴァレ・ド・ラ・マルヌのグラン・クリュとプルミエ・クリュを中心に約35haの畑を所有しており、「シャンパンという液体で土地を表現すること」をポリシーにシャンパーニュ造りを行っています。
葡萄そのものの味だけでシャンパンを造りたいとの思いから、全てのキュヴェにおいて樽を使用せずにステンレスタンクで醸造。畑での葡萄栽培はリュット・レゾネを採用しています。
オートレオー家の所有する畑。
*プルミエ・クリュ:Champillon-Dizy-Hautvillers(シャンピヨン村、ディジー村、オーヴィエ村)11ha。*グラン・クリュ:Aÿ(アイ村)6ha。*グラン・クリュ:Chouilly(シュイイ村)5.5ha。*AOC Champagne:Verneuil(ヴェルヌイユ村)12.5ha。
リリースするシャンパーニュは2レンジあり、メゾンが所有するグラン・クリュとプルミエ・クリュから作られるシャンパーニュ・オートレオーと、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのヴェルヌイユ村に所有する畑の葡萄と契約葡萄栽培農家の葡萄を使用するスタンダードキュヴェを生産しています。*契約葡萄栽培農家は1991年~2001年からオートレオー家と付き合いのある、信頼のおける12の栽培農家が造る葡萄のみを使用。これらの農家さんの畑は同様にリュットレゾネ。
柔らかな酸のナチュラルなシャンパーニュなので、お買い得です。