レモンや砂糖漬けの柑橘、白い花の香り。さらにサンザシやブリオッシュ、ほのかにナッツのニュアンスも。きめ細かくクリーミーでありながら、生き生きとした印象。熟度の高い果実味に柑橘の風味が重なり、オジェ由来のチョークを思わせるミネラルと鮮やかな酸、ほのかな塩味が奥行きを生み出します。バターを思わせる柔らかな丸みが溶け込み、長い余韻には心地よい熟成感が残ります。古樹ならではの凝縮感と長期熟成がもたらす複雑さを備え、オジェの気品とフィネスを余すことなく表現した、繊細さと力強さを兼ね備えた味わいです。
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Claude Cazals
希少なクロをオジェに所有する貴重な生産者
~クロード・カザル/フランス・シャンパーニュ~

1897年創業のクロード・カザルは「メニル・シュール・オジェ」と「オジェ」ふたつのグランクリュとその周辺のプルミエクリュのみに約9haの畑を所有するレコルタン・マニピュラン。長い間ボランジェやルイ・ロデレールなどトップ・メゾンにブドウを供給してきました。更に、現当主デルフィーヌ・カザルの祖父オリヴィエ・カザルの代から、これらのメゾンと契約する栽培家のブドウを圧搾するプレス・ハウスを務めてきました。
現当主のデルフィーヌは1995年に初めてクロの古樹の区画のブドウのみからクロ・カザルを醸造。これは、クロ・デュ・メニルやクロ・デ・ゴワセと同じ、数少ないクロの単一畑のシャンパーニュで、ニール・ベケットの『死ぬ前に飲むべき1001ワイン』や、フランスの主要ワインガイドLa Revue du Vin de Franceの『偉大なブラン・ド・ブラン』特集に大きく取り上げられています。

ブドウ栽培にはリュット・レゾネを採用。殺虫剤は使っていません。醸造にはステンレスタンクを用い、アルコール発酵とマロラクティック発酵を行う。ベースワインの醸造はル・メニル・シュール・オジェの醸造施設で実施。最低でも36ヶ月という長い熟成にはオジェにある邸宅の地下セラーを使用しています。

自社畑のブドウがメゾンに供給される他の栽培家のブドウよりも質が高いと断言するデルフィーヌにとって、他の栽培家のブドウをブレンドする必要なはありません。常に高い質を求めて代々受け継がれてきたカザル家のシャンパーニュの魅力は、ピュアでリッチなスタイル。ル・メニル・シュール・オジェの研ぎ澄まされたエレガンスや、オジェの大らかなエレガンスを豊かな果実が包み込んでいます。
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