2021年は難しい年だった2019年とは異なり、醗酵は順調に進行。甘さはありながらも軽いタッチだった2019年に比して、2021年は味わいに陰影があり、テクスチャーも父マルセルのワインに似てタンニンを残しつつもなめらかな仕上がり。ローヌ地方に特徴的なふくよかな果実味がありつつも、美しい酸に支えられて野暮な重たさを感じさせない味わいに。
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ローヌ地方ケランヌ地区の先駆的なドメーヌ
ドメーヌ・リショーは1974年に創設され、ローヌ地方ケランヌ地区で先駆的なドメーヌとしてその名を刻みました。当時、多くの農家が協同組合やネゴシアンにブドウを販売する中、自らワインを造る選択をしたのです。1990年代初頭には、すでに南ローヌの最高峰と評される造り手となり、1997年エノロゴのヤン・ロエルと出会い、革新的な技術を取り入れた結果、さらなる品質向上を実現しました。
自然と調和したワイン造りを実現
リショー家では、創業者マルセルから子供たちのトマとクレールへの世代交代がゆるやかに進行中です。特にクレールはワイナリーの新たな方向性を示す役割を担い、環境に配慮したビオロジック農法を推進しています。2001年には除草剤を完全に停止し、一部のキュヴェでは亜硫酸無添加で仕上げるなど、自然と調和したワイン造りを実現。古木のブドウから造られるワインは、複雑で骨格のある味わいが特徴です。
【ファミーユ・リショー】と【ドメーヌ・リショー】二つのブランドを展開
近年の気候変動により、リショーは60ヘクタールまで畑を拡張しましたが、収穫量は従来の水準に留まっています。遅霜や酷暑、湿度の高い状況に直面しながらも、グルナッシュなどの主要品種を守り抜いています。クレールがコンセプトの中心である【ファミーユ・リショー】と伝統的な【ドメーヌ・リショー】の二つのブランドを展開することで、ワイナリーの多様性を示しています。
テイスティング
外観
深みのあるルビー色。
香り
ブラックチェリーやカシスといった熟したダークフルーツの香り。スパイスや黒胡椒、ほのかなハーブのニュアンスも。
味わい
ふくよかな果実味がありつつも、美しい酸に支えられて野暮な重たさを感じさせない味わい。タンニンを残しつつも、軽やかでなめらかな仕上がりのコート・デュ・ローヌ。
ローストビーフ
ジューシーな肉の旨味と、ワインの果実味やスパイス感が調和します。
ビーフシチュー
カリニャンの深いエキスとシチューの濃厚なソースが絶妙にマッチします。
シュークルート・ガルニ
ローヌでアレンジされたザワークラウトとソーセージ、ベーコンの煮込み。肉の旨味と酸味がワインの骨格とバランスを取ります。
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
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