深みのあるルビー色で、ドライチェリーやダークプラム、ナツメグ、甘草、樹皮のニュアンス。長いマセラシオンと繊細な抽出により、クリーンで伸びやかな赤系果実の風味と落ち着いたタンニンが調和。均整の取れた味わいと香ばしい余韻。バローロらしいクラシックなスタイルを体現する赤ワイン。この年はイタリアのワイン評価誌「ヴィタエ2025」で最高賞4ヴィティを獲得しています。
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バローロ市の中心に位置するスカルツェッロ家は、3代にわたり葡萄栽培を続ける家族経営の小規模ワイナリーです。自社畑で育てた葡萄のみを使用し、なかでもフラッグシップとなる単一畑《サルマッサ・ヴィーニャ・メレンダ》を所有。現当主フェデリコは、寡黙ながらも職人気質で、品質向上への情熱は並外れています。彼の哲学は「伝統と直感を信じ、流行に流されないこと」。ランゲ地方の偉大な歴史に敬意を払いながらも、現代の技術を適切に取り入れ、テロワールの本質を表現するワイン造りを続けています。
スカルツェッロでは、畑仕事を細部まで入念に行い、選果は極めて厳格。自然の力を最大限に生かすため、人為的な介入を極力控えています。醸造は伝統的な手法を重視し、大容量のスラヴォニア産オーク樽を使用して長期熟成。これにより、バローロらしい優雅さやフレッシュさを持ちつつ、繊細で滑らかなタンニンが際立つワインに仕上がります。