淡い黄金色を帯びた明るい外観。香りは洋ナシや青リンゴ、黄桃、白い花の香り。さらにピンクグレープフルーツ、ヨード、フリンティーなミネラル、新樽由来のクリーミーさのニュアンスも。口に含むと張りのあるなめらかな質感が広がり、熟した果樹の果実味が豊かに感じられます。味わいの中心には緊張感があり、快活な酸とチョーキーで塩味を思わせるミネラル感が際立ちます。中盤には凝縮感とテクスチャーが現れ、後半にかけて集中力を保ったまま、極めて長い余韻が残ります。2017年は重量感よりも精度と透明感が研ぎ澄まされた、洗練と気品に満ちたスタイルです。
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ピュリニー・モンラッシェ随一の造り手
(ドメーヌ・ルフレーヴ/フランス・ブルゴーニュ)

ドメーヌ・ルフレーヴは、ピュリニー・モンラッシェを象徴する存在として、長い歴史を刻んできました。20世紀初頭、ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続し、ドメーヌを設立したことがその始まりです。続く息子ジョーとヴァンサンの代において、品質と評価は大きく高まり、ブルゴーニュ屈指の白ワイン生産者としての地位を確立しました。その後、ジョーの死を経てオリヴィエが関わり、1994年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが単独で経営を担います。彼女の時代にドメーヌは大きな転換期を迎え、現在はブリス・ド・ラ・モランディエールがその精神と功績を受け継ぎ、名門の系譜を未来へとつないでいます。

ルフレーヴが所有するブドウ畑は、ピュリニー・モンラッシェを中心に約25haに及びます。その多くがグラン・クリュとプルミエ・クリュで構成されている点は、他に類を見ません。プルミエ・クリュのクラヴォワヨンでは、クリマ全体5.5haのうち4.7haを所有し、ほぼ単独に近い存在感を示しています。グラン・クリュのシュヴァリエ・モンラッシェでも約2haを所有し、単一ドメーヌとしては2番目に大きな規模です。さらに1991年には極めて小さな区画ながらモンラッシェを取得し、量よりも象徴性を重視した選択を行いました。この畑構成こそが、ルフレーヴのワインに一貫した品格を与えています。

ルフレーヴを語る上で欠かせないのが、自然に配慮したブドウ栽培への取り組みです。1980年代末、アンヌ・クロード・ルフレーヴは畑の状態に疑問を抱き、地質学者クロード・ブルギニヨンの講義をきっかけに新たな視点を得ました。その後、故フランソワ・ブーシェの助言を受け、天体の運行を意識した農作業や、自然由来の調合物による土壌活性化を取り入れていきます。この姿勢は1990年代を通じて深化し、ドメーヌの哲学として根づきました。現在はブリス・ド・ラ・モランディエールがその思想を尊重し、テロワールの個性を静かに、そして明確に表現するワイン造りを続けています。
一言では言い表わせないような非常に上品で華やかな印象。
しっかりとしたミネラル、芯の通った骨格がありながらも繊細さを両立させていて、凛とした気品と優美さを感じました。
まだこの先も熟成によって妖艶さが増していくような、まさに最高峰の白ワインの一つだと思います。