洗練されたリースリングの良さを引き出しているゼクト(ドイツ・スパークリングワイン)、存在感と気品を兼ね備えたアルザスのグランクリュ、オーストラリアの銘醸地クレア・ヴァレーのシャープなリースリングの3本をセレクト。どれもリースリングの個性を魅力的に引き出した素晴らしいワインです。【送料・クール便代別】
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大塚美咲が語るリースリングの魅力 辛口3本セット
バッハラッハー リースリング・ゼクト・ブリュット
Bacharacher Riesling Sekt Brut
生産者:ラッツェンベルガー
Ratzenberger
生産地:ドイツ/ミッテルライン
ヴィンテージ:2016
品種:リースリング100 %
タイプ:泡白
テイスティングコメント
やや濃いイエロー、キメ細やかな泡立ち。香りはフレッシュな黄リンゴ、洋梨、カモミール、鉱物的なミネラル、アカシアの蜜、レモンのタルト。泡は軽く柔らかで豊かな酸が口内をきゅっと引き締め、アフターにかけてほのかな苦みと複雑味。酸味がストレートに余韻まで伸び、洗練された軽やかな飲み心地。
リースリング・ゼクトは日本の市場にまだまだ少なく、国内で良いものになかなか出会えないのですが、そんな中こちらは私が特にお勧めしたい1本になります。お食事の乾杯のシーンに、ぜひお楽しみください。
ラッツェンベルガー醸造所 Weingut Ratzenberger
ミッテルライン地区のバッハラッハ村にラッツェンベルガーは醸造所を構えています。ミッテルライン地区はライン渓谷中流上部と呼ばれ、2002年にユネスコ世界遺産に登録された風光明媚な場所であるとともに、リースリングにとっても理想的な条件の揃う地区として有名な場所。そのため、この地区のワイナリーのほとんどはリースリングを栽培していますが、その中でも異彩を放つリースリングを造っているのが、ラッツェンベルガー醸造所です。1800年代後半に旧東ドイツから移住し、この地のリースリングのポテンシャルの高さにとても感動したことから、この土地の個性を最大限に活かした至高のリースリング造りがはじまります。現在はご当主ヨハン・ラッツェンベルガーさんをはじめ、奥さん、ご両親、そして二人の娘さんとともに、3世代の家族経営でワイン造りを行っています。
リースリング・グランクリュ・ランゲン・クロ・サン・テオバルド
Riesling Grand Cru Rangen Clos Saint-Théobald
生産者:ドメーヌ・ショフィット
Domaine Schoffit
生産地:フランス/アルザス
ヴィンテージ:2018
品種:リースリング100 %
タイプ:白
テイスティングコメント
やや淡い緑がかったレモンイエロー。リンゴ、洋梨、白い花 れんげの蜂蜜、シュガーパウダー、火打石のような、かすかにスモーキーな香りの印象。酸味がありながらも、苦みも印象強く、存在感があり、気品を兼ね備えた堂々たる味わい。
アルザスは、複雑なモザイク土壌から多様なワインが作られます。必要以上に飾らない(新樽風味をつけない)リースリングは、テロワールの個性を映し出す鏡です。アルザスの最南端、南向き急斜面のグランクリュRangenのClos Saint Théobaldは、グランクリュの中のグランクリュ。恵まれた立地に溶岩土壌のテロワールからなるこのワインは、「内に秘めた隠しきれないエネルギー」を感じる1本です。アルザスの伝統料理ベックオフや、からっと揚げた魚介の天ぷら(塩)などと。
ドメーヌ・ショフィット Domaine Schoffit
ドメーヌ・ショフィットは、1599年よりコルマールの東に位置するノネンホルスヴェルグでブドウ栽培を続ける、歴史あるドメーヌです。以前は生産者共同組合に販売をしていましたが、1973年ロベール・ショフィットがドメーヌ元詰めを始めました。現当主は2代目のベルナール。コルマールの北からアルザス最南端まで60kmに及ぶ地域に、5.5haのグランクリュを含む合計16.5haの畑を所有しています。アルザス最南部のグランクリュ「ランゲン」が代表畑。火山岩質土壌の畑からは良質の酸とミネラルに溢れるワインが生まれ「アルザスのモンラッシェ」とも呼ばれます。「ランゲン」の中央に位置する「クロ・サン・テオバル」は、このドメーヌのモノポール。緻密さと圧倒的なバランスを持ち、更に長い熟成が可能なワインが造られます。長熟で透明感あふれるワインを造るアルザスを代表する素晴らしい生産者です。
ザ・ロッジ・ヒル・リースリング
The Lodge Hill Riesling
生産者:ジム・バリー
Jim Barry
生産地:オーストラリア/クレアヴァレー
ヴィンテージ:2021
品種:リースリング100 %
タイプ:白
テイスティングコメント
非常に淡いグリーンイエロー。ライムの皮、かぼす、鉱物、鉱物、鉱物、、、(繰り返したくなるほどのミネラル感)かすかなコリアンダーとオイリーな香りの印象強くシャープな酸味が余韻までスカッと潔く突き抜けるような、硬派で堅牢、ミネラリーな味わい。
クレアヴァレーは地勢や標高が変化に富んでおり、エリア内でも相当な気温差があります。The Lodge Hillは海抜480mでクレア・ヴァレーで最も標高が高い畑の一つ。アルコールが低くきわめてドライなスタイルのこのワインは、お料理にレモンを搾る感覚で、水だこ、ホタテ、イカのお刺身(塩)やカルパッチョ、塩からあげなどに、気軽に合わせてみてください。またこのワインは、熟成のポテンシャルを信じて、少なくとも10年以上寝かせてみることもお勧めです。
ジム・バリー Jim Barry
ジム・バリーがクレア・ヴァレーでワイン造りを始めたのは1947年。クレアヴァレーのローズワーシー農業大学で醸造学の学位を取得した初の専門ワインメーカーとなり、22年間クレア・ヴァレーにてワインメーカーを務めオーストラリアワインのパイオニアとして名を馳せました。1959年にジムと妻のナンシーはクレアの北部郊外に土地を購入し、1973年に自身のワイナリーを設立。1974年のファースト・ヴィンテージを皮切りに数々の素晴らしいワインを世に出しました。ジム・バリーは2004年に他界。家族経営のワイナリーは息子達の世代に引き継がれ、今は孫たちも含めジムの伝統を受け継ぎ、ワイナリーの経営を行っています。