洋梨などのフルーツの香りが、トースト、火打石のニュアンスと組み合わさっています。口に含むと、なめらかなテクスチャーと熟した酸が感じられます。余韻は長く力強さがあります。ブランドの土壌がもたらすコク、特有の上品なタンニンが最後に感じられます。全ての要素が凝縮されており、偉大なグラン・クリュの片鱗を伺うことができるワインです。
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ロッシュ・グラニティックとロッシュ・カルケールとの飲み比べ
土壌の違いからくる味わいの違いというのは、醸造方法などの他の様々な要素による違いが邪魔をしてなかなか比べるのが難しいものですが、ツィント・フンブレヒトのリースリング・ロッシュ・カルケールとグラニティック・カルケールは石灰岩と花崗岩の味わいの違いを非常にわかりやすく比べさせてくれる2本となっています。
香りの面ではロッシュ・カルケール(石灰岩)は落ち着き払ったクールなのに印象に対し、グラニティック・カルケール(花崗岩)はエネルギッシュでボリュームのある外交的な印象。味わい、質感の面でもロッシュ・カルケールは味わいの要素がゆっくりと舌の上で溶け出すのに対し、グラニティックは舌の上に置いたとたんに味わいの要素がはじけて広がるまさに静と動の関係。
ロッシュには気品と奥行きが感じられ、グラニティックにはパワーと広がりが感じられます。土壌の違いによる味わいの差はなかなか一概に言えるものではありませんがこのくらいわかりやすいものも珍しいかと思います。ぜひ飲み比べをお楽しみ下さい。
ワイナリー情報
アルザスワインを代表する偉大な生産者「ツィント・フンブレヒト」
ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトは1620年からアルザスでワイン造りを行っている名門フンブレヒト家と同じくアルザスの造り手ツィント家が合併して1959年に設立したワイナリー。12代目の現当主オリヴィエ・フンブレヒトは世界で最難関と言われるマスター・オブ・ワインを26歳の若さでフランス人として初めて取得するという快挙を成し遂げた人物。またワイン・スペクテイター誌とロバート・パーカーが100点満点を与えた他、各誌が90点以上のスコアを計1,000回以上も与えている、世界で最も偉大なワイン生産者の一つです。
テロワールとブドウ品種を表現した純粋で凝縮感溢れる味わい
品質を徹底的に追及した彼のワインは、アルザスのテロワールとブドウ品種の個性を最大限に表現した純粋で凝縮感溢れる味わいで、世界的に有名なワイン誌でも高く評価されています。また、他の生産者からの信頼も厚く、2002年には国際ビオディナミ生産者組合会長、2011年からはアルザス・グラン・クリュ協会会長に就任。アルザスの地とワインにかける情熱は自らのワイン造りにとどまらず、これからのワイン産業発展のため精力的に活動しています。
代々引き継がれている5つの個性豊かなグラン・クリュ
1998年にオーガニック(認証:エコセール)、2002年にはビオディナミ(認証:ビオディヴァン)を取得し、約41ヘクタールの全ての自社畑をビオディナミ農法に転換。代々引き継がれている5つの個性豊かなグラン・クリュ「ランゲン・ド・タン クロ・サンテュルバン」「ヘングスト」「ブランド」「ゴルデゲール」「ソンメルベルグ」では、それぞれの畑に最も適したブドウ品種を栽培し、各テロワールの魅力を最大限に表現したワイン造りを行っています。グラン・クリュ以外でも、石灰質土壌からなる単一畑「カルケール」など評価の高いワインを数多産出。アルザスワインを代表する偉大な生産者の一つです。
ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトが所有する、5つの個性豊かなグラン・クリュ
テイスティング
外観
麦わらがかった黄色い色調。
香り
洋梨などのフルーツの香りが、トースト、火打石のニュアンス
味わい
なめらかなテクスチャーと熟した酸味で、余韻は長く力強さがあります。特級畑「ブランド」の土壌がもたらすコク、特有の上品なタンニンが最後に感じられます。
ハーモニー料理
ホイコーロー(回鍋肉)
豚肉と野菜の旨味がリースリングの酸味と調和し、バランスの取れた食体験が楽しめます。
アスパラガスのソテー
軽やかなアスパラガスがワインのフレッシュさを引き立て、豊かな風味と共に楽しめます。
キッシュ・ロレーヌ
クリーミーなキッシュがワインのテクスチャーと相性が良く、全体の調和を生み出します。
注意事項
※画像はイメージです。ワインのラベルやキャップシール等の色、デザインは変更となることがあります。
またヴィンテージは、商品名や説明に記載がない場合、商品の画像と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の性質上、お客さまのご都合での返品・交換は原則としてお受けいたしかねます。