スモークや焦土、タバコ、レザー、甘草、スパイスが豊かに広がる複雑な香り。カシスや熟したダークフルーツのアロマが加わり、奥深い印象を与えます。ミディアムからフルボディで、シルキーなタンニンとしっかりとした骨格を持ち、滑らかな口当たりながら十分な密度と深みがあります。適度な酸味と果実味が備わった、バランスの取れた味わい。輝きのあるフィニッシュが長く続き、熟成によるさらなる進化も期待できる優雅なセカンドワインです。
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2012年にサン・テミリオン第1特別級Bに格上げ
シャトー・ボーセジュールは、フランス・ボルドー地方のサン・テミリオン地区に位置する名門シャトーです。この地域では5世紀頃からブドウ栽培が行われており、シャトーの起源もその歴史に深く根ざしています。1869年に土地が2分割された際に誕生し、以来、幾度もの所有者交代を経て、現在はシャトー・ペトリュスで知られるムエックス社による管理のもと、品質を磨き続けています。2012年には「サン・テミリオン第1特別級B」に格上げされ、その名声がさらに高まりました。
小規模ながら理想的に成熟したブドウを栽培
シャトーの畑は約6.75ヘクタールと小規模ながら、サン・テミリオンを象徴する「石灰質粘土土壌」で構成されています。南向きの斜面は日照条件に優れ、ブドウの成熟を理想的に促します。主要品種はメルロー(約81%)で、カベルネ・フラン(約16%)とカベルネ・ソーヴィニヨン(約3%)がバランスを補完します。平均樹齢は40~50年で、根は石灰岩層に深く伸び、土壌から豊かなミネラルを吸収。オーガニック農法に近い手法で、環境を尊重した栽培が行われています。
ロバート・パーカー氏から3度100点満点を獲得
シャトー・ボーセジュール・デュフォー・ラガロースのワインは、凝縮感ある果実味と複雑なミネラル感、そしてエレガントなタンニンが特徴です。ブドウは高密度植栽と低収量(約20hl/ha)。醸造は小型タンクでの発酵後、新樽率75%のフレンチオーク樽で18ヶ月熟成されます。1990年、2009年、2010年ヴィンテージでは、ロバート・パーカー氏から100点満点を獲得。長期熟成に耐える卓越した品質を持ち、若いヴィンテージでもデキャンタージュで楽しめる優雅な仕上がりです。