【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。
イタリアほどその土地その土地ごとに数多くのブドウ品種を栽培している国も珍しいかと思います!そんなイタリアの各地に根付いた品種の中から3品種にスポットをあてて、おススメのワインをご紹介いたします!まず一つ目は、1800年代にスイスで開発され、ドイツで一世を風靡した品種ミュラー・トゥルガウ。実はイタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州がこの品種の適正地となり、素晴らしいワインを生み出して人々に愛されています!2つ目はその栽培の難しさから「いたずらっ子」の意味を持つアルネイスと名付けられたブドウ。15世紀から記録が残る歴史あるブドウなのですが、一時作っているワイナリーがほぼない絶滅状態まで生産量が減ってしまいます。その後土着品種の見直しが行われた関係で人気に火がつき、現在ではピエモンテを代表する白ブドウにまでのし上がりました!そして最後はトスカーナ唯一の白のDOCGとして知られるヴェルナッチャ・デュ・サンジミニャーノ。なんと13世紀から記録がある歴史的品種で、愛されているブドウではあるのですが、当たりはずれの大きい難しい品種でもあります!今回は歴史あるこの3つの品種で、間違いなくおすすめできるワインをセレクトいたしましてセットにしました!ぜひ長きにわたって愛されるイタリア白品種をお楽しみください!
モンフォール ミュラートゥルガウ
Monfort MullerThurgau
生産者:モンフォール
Monfort
生産地:イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ
ンテージ:2022
品種:ミュラートゥルガウ100%
華やかさはあるが近年やや軽視され気味な品種であるミュラートゥルガウが、適正地であるチェンブラ渓谷の最高のテロワールで造られると、こんなに凛とした雰囲気を持つ素晴らしいワインに仕上がるのかと驚かされる逸品。標高550m~700m、全ての畑は樹齢70年以上の古樹、石灰質メインの地質というチャンブラ渓谷の中でも最高の条件で生まれるこのワインは、ミュラー・トゥルガウの可能性を見事に訴えかけてくれる素晴らしい味わいです。外観はグリーンの入った泡目のイエロー。グレープフルーツ、ライム、ゆず、スウィーティ、ミント、ハーブ、マスカット、キンモクセイ、薫香、アカシアなどが感じられ、アロマティックでありながら複雑な香り。飲んだ時の雰囲気も凛とした上品さと、爽やかでアロマティックな雰囲気を共にもち、上質さ、高貴さがしっかりと感じられる最高のミュラー・トゥルガウです。
ラ・トラバ ランゲ・アルネイス
La Trava Langhe Arneis
生産者:ラ・トラバ
La Trava
生産地:イタリア/ピエモンテ
ヴィンテージ:2021
品種:アルネイス100%
裏ピエモンテセットでも、ファボリータを使わせてもらった生産者であるラ・トラヴァ。自然のサイクルや季節のリズムに最大限敬意を払い、環境保護も重視したワイン造りをテーマに、ピュアで完熟した葡萄を栽培する事に全てを捧げているです。ファボリータの方は透明感とクリアな清涼感を持つ味わいでしたが、こちらのアルネイスは透明感はありつつも、中盤からしっかりと味わいがグッと押しよせ、アルネイスの中でもたっぷりの旨味を感じることのできる味わい。しっかりと丁寧に作られていることが分かる丸みと奥行きがしっかりとある素晴らしいアルネイスです!
サンベネデット ヴェルナッチャ ディ サン・ジミニャーノ
San Benedetto Vernaccia di San Gimignano
生産者:サン・ベネデット
San Benedetto
生産地:イタリア/トスカーナ
ヴィンテージ:2022
品種:ヴェルナッチャ ディ サン・ジミニャーノ100%
1826年~サンベネデット(シエナ)でワインを生産している歴史ある生産者で、土地を尊重し、品質を最重視してワイン造りを続けてきた結果、現在の素晴らしいヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノに行きつきました。正直、品質の良くないヴェルナッチャも多く存在する中、まぎれもなく素晴らしい品質を誇る本物のヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノです。少し照りのあるグレーがかったイエローの外観。熟したカリンや、小ぶりのメロン、白桃、アプリコットなどの優しさを伴う果実感と、アカシア、スイカズラなどの白系の花の香り、蜜やかすかなナッツの風味、石灰、ハーブの香りも感じられる心地よいアロマ。口に含むとまずコクのある旨味を感じ、その後に軽やかに上方に広がる珍しい構成で、酸はやや短めの中程度の強さ。しっかりした旨味を持ちながら、軽やかさを失わないバランスの良さが特徴です。
セットの中のミュラートゥルガウが素晴らしかったです。セットの他の2本もデイリーに楽しめましたが、このミュラートゥルガウは別格でした。チェンブラ渓谷で丹精込めて造られた、とコメントが添えられましたが、素晴らしかったです。
ヴィッテロトンナートと鯵のインサオールに合わせて頂きました。梅雨の走りの蒸し暑い日にとてもマッチしました。鯵の付け酢にたっぷりのワインビネガーを使ったのも功を奏した様で、ワインの秘めた甘さを引き立てて成功でした。ご馳走さま。