※2020年から、ラベルにCOTE D'ORが追加表記されています
ヴォーヌ・ロマネ村内の良質な区画のピノノワールをブレンド。透明感、華やかさ、といった誰もが思い浮かべるピノらしさ。繊細でみずみずしい魅力が現れ、今すぐ、誰でも純粋に楽しめるワインです。
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ロベール・シリュグは1960年創業、ヴォーヌ・ロマネ村に根差した非常に小規模なワイン生産者です。ロベールの想いを引き継ぐのは5人の子供、9人の孫、9人のひ孫たち。2000年からは娘のマリー・フランスと息子のジャン・ルイに引き継がれたのち、ドメーヌは 5 世代目に入り、現在は孫であるアルノーが頼もしくドメーヌを運営しています。ヴォーヌ・ロマネ村を中心に所有する畑は約12ヘクタールで、その中にはグランクリュのグラン・エシェゾーや一プルミエクリュのプティ・モンが含まれます。味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。ワインの大半は地元のレストランで消費されてしまうため、見つけたらぜひ手に取っておきたい生産者の一人です。
昔ながらの手法を取り入れ、エレガントでピュアなスタイルを実現
2014年ころからは、第5世代のアルノーがワインを造っています。クラシックなスタイルからエレガンス溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げ、新たなファンの獲得につながっていると言えるでしょう。
栽培では化学薬品を使用しない害虫対策など、化学的な介入を厳しく制限。地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。ブドウの平均樹齢は35年~40年で、40人もの人手を動員し全て手作業で収穫します。収穫したブドウは100%除梗され、なるべく潰さないように注意深く発酵槽へ。果汁を疲れさせないよう、ポンプではなくバケツでの移動に変更しました。手間はかかりますが、昔ながらの手法に切り替えている事は功を奏していると言えます。さらにピジャージュの回数を減らすなど、管理しながらもある意味あるがままの手法をとることで、ワインは本来のポテンシャルを十分に発揮し、純粋でエレガント、ジューシーで果実味あふれるスタイルへと変貌を遂げました。さらには、DRCと同じ選別機械を導入したことにより、雑味や青味のない甘く完熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しているとのことで、さらなる進化が期待されます。
ディジョンで取り壊されていた古い家から運ばれた石造りの地下セラーは、15世紀のような印象を与える